Since 4/22'98
Linux には、Slackware, Red Hat, Turbo Linux 等々いくつものディストリビューションがあり、FreeBSD が FreeBSD でしかないのとは対照的( BSD 系という括りではいくつかあるようですが)。初めて試みた Linux は Turbo Linux Lite 2.0 ( PC-Computing 1998.11月号付録)。ほとんどパッケージ(アプリケーション)はないものの Netscape Comunicator 4.05 がパッケージとは別に付属。このあたりのことは「あだこだVol.13-3」で触れています。
次にインストールしたのは Debian GNU/Linux 2.0( hamm )。たまたま、書店で見かけた「挑戦!Linux」(エーアイ出版ムック本)を見かけて興味を引いたからというのが理由。収録されているパッケージの数は Linux の内で最も多いらしい。これからみると、Turbo Linux Lite には、パッケージはないに等しい。もっとも、サーバーに関しては、Webサーバー、FTPサーバー、メールサーバーとすべて揃っています。
その後、Turbo Linux 3.0 を購入したもののパッケージの数は、Debian GNU/Linux にはかなわないけれど、日本語環境の構築に関しては Turbo Linux の方が簡単です。日本語化が簡単なものとしては他に、Plamo Linux とか Vine Linux があるようです。
Deinan の日本語化について付け加えると、ムック本に従って日本語化を構築しようとしても、TurboLinux の時のようにインストーラーで簡単に出来あがるというようなものではありません。というより説明がかなり手抜き。だからといって役立たないというわけではなく、ともかくも、インストールできたのですから。いやいや、結局のところ、納得がいくには、もう一冊、「Debian GNU/Linux徹底入門」という参考書を買ってしまいました。Debian が Free とはいえ、費用的には Turbo Linux 3.0 よりも高額になってしまったようです。それでも、Debian は気に入っているということも付け加えておきます。
(2000.1)
日本語化が難しいというのは、Debian や 解説書のせいではなくて元々英語版に日本語化キッドを付加した二重構造のためではないかというのが真相のようです。
その点、TruboLinux など RedHat 系と呼ばれるディストリビューションではインストーラーに日本語化手順が組み込まれていると考えていいでしょう。
(99.6)
Vine Linux 1.1 では、日本語化に関しては Turbo よりも徹底しています。日本語変換サーバーは canna に決め打ちして、インストールして x-window が起動すると、すぐに kterm が日本語で扱えます。mule というエディタも既に canna が設定されています。
なお、Vine や Turbo は、RedHat系と呼ばれ、インストールには 拡張子が .rpm という形式のファイルで提供されています。
Plamo は、Slackware のインストーラーを日本語化してインストールを容易にしたものということで、.tar.gz というファイルが基本となるようです。
Debian は .deb という独特の形式となっています。
Slackware というのは、老舗のディストリビューションでもあり、.tar.gz というのはパッケージとしての基本でもあり、ソースの圧縮ファイルとしてディストリビューションに関係なく使われているようです。
RedHatも現在の標準に近い存在であり、 .rpm で提供されるファイルは、Debian でも使われたりします。
Debian の .deb と dselect によるパッケージ管理は強力で、サーバーを稼動したままバージョンアップが出来てしまうとも言われています。
パソコン | OS | ハードディスク |
Macintosh Performa | MacOS8.6 | 内臓 813.7MB + 外付SCSI 8.4GB |
Gateway P5-133 | Debian GNU/Linux 2.1 | EIDE 1.6GB + 2.1GB |
Kondara 1.0 | ||
Gateway GP6-450 | Windows98 | EIDE 14.4GB |
Debian GNU/Linux 2.1 | ||
Kondara 1.0 | ||
TurboLinux4.5 | ||
Windows2000 RC2 | ||
自作スケルトン Celeron 500 |
Windows98 | EIDE 13.5GB |
Slackware 7.0 | ||
TurboLinux4.0 Standard | 外付SCSI 1GB + 2GB (通常:電源 OFF) |
|
RedHat Linux 6.1 | ||
NEC PC-9801 DS2 | DOS+Windows3.1 | 外付SCSI 340MB + 178MB |
FreeBSD 2.2.2 | 外付SCSI 540MB |
当初、PC-9801DS の FreeBSD をメインサーバーにして Mac や Windows のファイルをやり取りしていましたが、P5-133 に Linux を導入する事で、P5-133 をメインサーバーとしました。
そのため、PC-9801 は現役引退といったところです。
ファイルの交換や Webページを表示させるだけなら、9801DS でも十分に実用に耐えますが、掲示板などのCGIを動作させるには厳しいものがあます。
GP6-450 に、そんなにたくさんのOSを入れてどうするのと言われそうですが、今のところ実験環境だからということにしておきます。
ともかくも、これら4台が Ethernet で全て繋がっています。
GP-450 のパーティションは変更を何度も繰り返していますが、現在の環境は以下のようになっています。( PartitionMagic5.0の画面)
緑の C:,D:,E: が Windows98 で、紫が Linux 領域。swap 領域はひとつで共有。
ピンクは Windows2000 で F: としています。(Winodws98 からは見えません)
Linux の各領域の先頭が 8.4GB 以内にないと起動できないということで、D:,E: 領域の割に、ちょっと窮屈。
以下の本文の説明では、基本領域に Linux をインストールするところから始まっていますが、現在は水色の拡張領域に収まっています。
(99.7)
x-window にはいろいろな顔があります。Windows98 や Mac であれば、デスクトップというところですが、Linux の世界ではデスクトップとは呼ばないそうです。(KDE や Gnome の出現で状況は変わっていますが)
(以下、画面サンプルは 1024x768 24bit カラー、圧縮率 50% JPG フルサイズ)
ICEWM(45KB)は Windows95 風の画面を持ち、Debian には、Gnome 版もあり、私はこれを初期起動画面にしています。
Windows95 風といえば、ずばりFVWM95(50KB)があり、かなり意識したものになっています。
GWM(44KB)というのもありますが、あまり使った事がありません。
かなり変わったところでは、Enlightenment(108KB)というおどろおどろしいけれど、ちょっとかっこいいものもあったり。window の出現時のアニメーションは効果音と共に圧倒されてしまいますが、イベント毎に発するサウンドには、ちょっと煩わしさを感じるかもしれません。
これは Debian GNU/Linux のAfterSTEP(46KB)ですが、このネクスト風の画面は、TuroboLinux の顔でもあります。
以上は、全て Debian の画面です。
TurboLinux 3.0(61KB)の初期画面。
Vine Linux の WindowMaker の顔も Gimp のスナップショットで撮ろうとしましたが、「24Bitカラーに設定されていない」とかで、やむなくお見せ出来ないけど、これも Enlightenment のようにサウンド付きで起動します。
Debian にはFVWM2(37KB)もあるんじゃないかということで追加しておきます。
ついでながら、インストールしているのはこれだけでなく、Olvwm(36KB)とかScvwm(35KB)とかTwm(40KB)とかがあるけど、背景には何もないけど、タイトルバーに違いがあるかな。Olwm というのもあるけど、ほとんど Olvwn と同じなので、省略。
最後に、ハデハデにしたICEWM(54KB)で締め括り。
(99/8)
なお、最近登場の KDE や GNome などは、デスクトップと環境となっているということです。
Linux に関しては、まだ Gateway GP6-450 がない頃、Turbo Linux と Debian GNU/Linux を Gateway P5-133 にインストールしてみました。
SCSI-2 カード | メルコ IFP-VS(AHA-2920相当) |
ハードディスク | PC-9801 で使っていたロジテックの LHD-540 540MB |
ビデオカード | Matrox Millennium メモリ 4MB |
ネットワークカード | Acer ALN-201 PCI 10BASE-T ( NE2000互換 ) (現在、コレガ FastEther II PCI-TX 100/10BASE-T に交換) |
マウス | Microsoft PS/2(現在、IntelliMouse に交換) |
Turbo Linux では、ビデオカードのメモリ容量は認識できなかったものの他は全て自動認識された。( x-window の設定は、専用のインストーラーで、OSインストール時に設定されます。)
Debian GNU/Linux では、ハードディスクを除いて、全て手動で選択する事になり、マウスさえ自動では認識されません。( インストール後に、Linux 標準の XF86Setup にて GUI 環境を設定します。)
Gateway のディスプレイは、いづれも、マニュアルから水平解像度、垂直解像度を手入力する必要があり、その他は適当で、デフォルトでよいようです。
Turbo Linux では、ほとんど簡単な選択で、x-window まで完了してしまうが、Debian GNU/Linux では、パッケージのインストールは独特の dselect というインストーラを使い大抵一発で完了する事は少ないです。これは、ライブラリの依存関係や衝突( conflict )を厳密に管理しているためで、一旦 conflict しているパッケージをインストールの対象から外せば大抵うまく行きます。
このため、インストールさえ出来れば、実行時に不具合は起きにくいという利点はあるようです。
このようにインストールの簡単な Turbo Linux も fdisk は、少々独特で、FreeBSD や Debian よりも扱いにくかったことを付け加えておきます。FreeBSD や Debian の GUI に近い表示(画面固定)に対して Turbo は、入力によって画面が上方にスクロールしてしまいます。分かりやすい他のステージとのギャップに少々戸惑ってしまいます。
ハードディスクは、500MB の容量ではちょっときついものがあります。次にインストールした Debian GNU/Linux 2.0 は、アイシーエムの 1GB SCSI-2 HD ( PC-9801 で使っていたもの)にインストールすることにしました。
一度、購入したばかりの Gateway GP6-450 に Slackware 3.5 のインストールを試みました。ハードが新しいだけに CD-ROM も自動起動に対応しており、起動フロッピーを作らなくても CD-ROM だけでインストールは進んで行くのはありがたい。
ハードディスク | IBM Ultra ATA HDD 14.4GB |
ビデオカード | STB Velocity 4400 チップ nVIDIA RIVA TNT メモリ 16MB |
ネットワークカード | コレガ FastEther II PCI-TX 100/10BASE-T (現在、Acer ALN-201 PCI 10BASE-T に交換) |
マウス | Microsoft PS/2 IntelliMouse |
内臓のハードディスクであり既存の Windows98 のシステムやデータを消すわけには行かないので、一旦 Dドライブの内容を Cドライブにコピーして、Dドライブを空に。
Dドライブ を空にしても Windows98 が起動できるように、起動に必要なシステム関連は Cドライブにインストールするように当初より気を使っています。(^^)
ハードディスクの初期値 | ||
領域 | 基本 2GB(FAT16) | 拡張 12GB(FAT32) |
番号 | C: | D: |
インストールが快調に進んで行くのは fdisk まで。Linux の fdisk では、ハードディスクを 8.4GB までしか正しく認識できないようです。
(OS としては 8GB を超えて認識できます。)
では、Windows の fdisk で初期化すればいいと思うでしょうが Windows では、基本領域と拡張領域の二つしか領域を切れません。
そうなると、その拡張領域が、8.4GB を超えてしまいます。
Linux では( FreeBSD も )、最低2つの領域が必要になります。Linux 本体を入れる / (ルート)パーティションと swap というパーティション。Windows98 も共有するので C ドライブと D ドライブも確保しておく必要があります。
D ドライブは、拡張領域の論理領域に置くとしても、Windows98 では作成できない基本領域を3つ作らなければなりません。
ハードディスクの構成 | |||
領域 | 基本 2GB(FAT16) | 基本(拡張) | 基本(拡張) |
番号 | C: | hda (Linux) / +swap(8.4GB以内) | D: 以降 |
取り合えず、Dドライブを未使用とする事で、8.4GB の範囲に、3つの基本領域を作る事にしました。
ハードディスクの構成 | ||||
領域 | 基本 2GB(FAT16) | 基本 | 基本 | 未使用(6GB) |
番号 | C: | hda (Linux) | swap (Linux) | - |
ところで、こうなったところで、Slackware 3.5 は RIVA TNT のビデオカードも FastEther II PCI-TX のネットワークカードも新しすぎて、認識しません。(^^;
しばらくは、Windows だけでの使用となります。
このままでは、Dドライブがないので、基本領域2, 3 を FAT32 に戻すことに(これは Linux 側の fdisk でないと出来ない)しました。残りの 6GB は、Windows98 の fdisk で拡張領域を作ることも出来るでしょうが、そのままにしておきました。
ハードディスクの構成 | ||||
領域 | 基本 (FAT16) | 基本 (FAT32) | 基本 (FAT32) | 未使用 (6GB) |
番号 | C: | D: | E: | - |
ここで、Cドライブに確保しておいたバックアップを、Dドライブに戻しました。
次に、Windows98 の fdisk で未使用領域を拡張領域に確保して、論理領域を 3MB づつ確保しました。ところが、これが予想外。
ハードディスクの構成 | |||||
領域 | 基本 (FAT16) | 基本 (FAT32) | 基本 (FAT32) | 論理 3GB(FAT32) | 論理 3GB(FAT32) |
番号 | C: | F: | G: | D: | E: |
となってしまったのです。(D と F が入れ替わっている!)
ここで、基本領域:F の内容を論理領域:D にコピーしましたが、レジストリが少々おかしくなってしまったのはいうまでもありません。(重症ではなかったけど)
どうやら、Partition It とか Partition Magic といったユーティリティがあればなんとかなりそうです。
ショップに行くと、なぜか Partition It しか見当たりません。Partition Magic とか Partition Commander と比較したかったのですが、ないものは仕方がありません。FAT32 への対応はパッケージの説明で確認しました。FAT32 であれば、理論上は TB(テラバイト)の範囲まで作成できるはずです。私の HDD は 14.4GB 。
いよいよ Partition It をインストールと思ったら、HD やら Bios の不正を訴えてきます。これが解決しないと、インストールさえ出来ない。
ここで、はたと気がつきました。8GB 以上は認識できないのではないか。果たして、メーカーに問い合わせると FAT32 には対応しているが、8.4GB 以上は認識できないとのこと。こんなことってありー?と思ったが、あるらしい。
そこで苦肉の策でとった方法は、もう一度、拡張領域を Windows98 の fdisk で開放してしまう。こうすることで、8GB のみのドライブとなり、Partition It のインストールは何とか完了。
再度、Windows98 の fdisk で、8GB 以上に拡張領域を作成する。しかし、このままでは、これ以降の変更は Partition It をもってしても不可能。事実上、この環境では、Partition It の存在意義はまるでありません。
雑誌で調べると Partition Commander の宣伝文句には、8.4GB 以上を認識すると明記してある。Partition Magic には、20GB 以上のハードディスクをサポートして、IDE は 16GB、SCSI は 20GB まで検証済みとある。
幸いなことに Partition It では、メーカーから払い戻しの提案があった。私としては近い内に、8GB 以上に対応するというのであれば、待つ気はあったけど、どうもそうした動きは見えない。結局のところ、払い戻しを申請。
なぜ待つ気があったかというと、ビデオカード(RIVA TNT)もネットワークカード(FastEther II PCI-TX)も 現時点では、Linux に対応していないので、Linux をインストールしてもあまり意味がないからです。
そうこうするうちに Turbo Linux のアップデートの連絡があった。どうやら、 RIVA TNT にもネットワークカードにも対応しそう。
そこでいよいよ、Partition Magic の購入を決める。この頃になると、うそのように、Partition Magic も Partition Commander も店頭にずらっと並んでいる(なぜ?)。Partition Magic は、高価ではあるが、さすがに、何の苦もなく 14.4GB は認識されました。
改めて、Turbo Linux 3.0 のインストール。これも インストーラの CD-ROM 起動が可能なはずなのですが、なぜか最初の1行を表示して、次に進まない。Slackware の時には、すんなりと CD-ROM からインストールは進んだのに。
諦めて、インストール用の FD から起動。
ハードディスクの構成 | |||||
領域 | 基本 (FAT32) | 基本 (FAT32) | 基本 (FAT32) | 論理 (FAT32) | 論理 (FAT32) |
番号 | C: | F: | G: | D: | E: |
この構成は、基本領域=F, G を潰して、Linux の領域にしても、
ハードディスクの構成 | |||||
領域 | 基本 (FAT32) | 基本 (EXT2) | 基本 (swap) | 論理 (FAT32) | 論理 (FAT32) |
番号 | C: | hda (Linux) | swap (Linux) | D: | E: |
となるので、Windows98 への影響はありません。もともと、F, G ドライブは空き。もちろん、あらかじめ、Partition Magic でサイズ変更は施してあります。
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(99.6)
この設定のままでは、Linux はひとつしか入らないので構成を変えて、
ハードディスクの構成 | |||||||
領域 | 基本1 | 論理1 | 論理2 | 論理3 | 論理4 | 基本2 | 基本3 |
番号 | C: | D: | hda2 (Linux) | swap | hda3 (Linux) | hda1 (Linux) | sleep |
とする事で、8.4GB を超える基本領域2 の部分も Linux で使用できました。
fdisk では不可能であるが、Partition Magic で、論理領域1=D: の内容は消さないで、基本領域2, 3 を後方に移動しました。
70MB 程確保した論理領域3= swap は、全ての Linux で共有する。
この設定を Linux から見ると、基本領域2, 3 が前方にあったときの構成
ハードディスクの構成 | |||||||
領域 | 基本1 | 基本2 | 基本3 | 論理1 | 論理2 | 論理3 | 論理4 |
番号 | C: | hda1 (Linux) | sleep | D: | hda2 (Linux) | swap | hda3 (Linux) |
と同じ配置で認識されます。
もしかして、基本領域3= sleep の領域に、もうひとつの Linux や OS2 がインストール出来る事になりそう。
DOS 領域のサイズ変更が出きるのは当たり前ですが、Linux 領域の変更が出来るのは、私の知る限りでは Partition Magic だけです。
Turbo Linux 3.0 のインストーラでインストールできるのは、x-window のインストールの手前まで。(RIVA TNT が新しすぎてこれ以上は次に進めません。)
x-window が起動しないので、アップデートは、コンソールから実行するしかありません。
アップデートは、CD-ROM のしかるべきディレクトリに入って、/.Install と打つだけ。パッケージのインストールの基本は Red Hat と同じ rpm 形式なので、rpm コマンドでインストールする事も出来る。
これで、XFree86 3.3.3.1 にアップグレードされ、RIVA TNT が利用可能になります。しかし、これだけでは、ネットワークが認識されない。コレガ製 FastEther II が対応したのは、Kernel 2.2.1 からで、これもアップデートする事にしました。
(実際には、2.0.36 当たりでも対応していたようです。)
Kernel をアップデートしてもソースが提供されるだけなので、コンパイルはさらに必要です。
コンパイルは、既に Debian の Krenel 2.0.36 で何度も経験していますが、2.2.1 になって、設定項目が一気に増えています。増えた部分は手探りです。
コンパイルも済んで再起動はしたものの、果たして、ネットワークカードは認識されません。X のアップデートで x-window までは起動するので、GUI 環境の Turbo メニューから選択しようとしましたが、メニュー項目までがアップデートされるわけではありません。この一覧には選択項目がでてきません。
結局、kterm かコンソール上で設定するしかありません。幸い、コレガのホームページ上に設定の方法があったので、これでやっとネットワークカードが認識されました。
ドライバーは、コレガのホームページから C のソース( via-rhine.c )にリンクされていて、これをコンパイルすれば、via-rhine.o が出来あがります。もしかして、Kernel 2.2.1 にアップグレードしなくても、このドライバーでネットワークは認識できたかもしれません。(^^;
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(99.7)
その後、気がついた事は、via-rhine は、Kernel 2.0.36 にも用意されていたということです。
なお、Debian(slink) の x-winodw ですが、バージョンが 3.3.2.a で、RIVA TNT が x-winodw に対応したのは、3.3.3 以降のバージョンからなので、やはり RIVA TNT は使えません。次期バージョン potato で対応する予定ですが、実は slink でも nVIDIA のサイトに置かれたドライバーをインストールする事で、使うことが出来ました。
( ただ、なぜか、emacs でカーソルが表示されないという問題が起きていますが。)
ともかくも、これでやっと、Gateway GP6-450 も Linux機となって家庭内 LAN の仲間入りを果たすこととなりました。(既に、Win-Win または Win-Linux-Mac という形態では接続されていたけど。)
追記:Debian についても、当初の hamm-jp というバージョンから、slink というバージョンにアップデートしていますが、長くなってしまったので、次の機会ということに。
蛇足ながら、hamm とか slink というのは、ディズニーのアニメ「トイ・ストーリー」のキャラクターの名前ですね。その次のバージョンは potato です。
(なお、既記載分も予告なく訂正、削除、追加する場合があります。)