8/06'96

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1.HTMLのエディッタは?


(96.5/18)

まだ本格的なHTMLエディッタというものを使ったことがないので、取り敢えず手近なメモ帳でHTMLファイルのプロトタイプを作成してみた。
名前をつけて保存後、そのファイルをダブルクリックする。見事Internet Explorerが立ち上がり、意図したとおり表示される。
さらに、修正後、上書き保存する。Internet Explorerをクリックするだけで、新しい内容に書き換わる。

32ビット版フリーソフトのエディタがあった。
これは適当なところで、自動改行するので便利だ。と思ったが、コマンドの途中でも物理的改行を挿入してしまい、これはまずい。
電子メールの作成にはよいかもしれないが。

MIFES。16ビット版のためか、そういう仕様なのか、Internet Explorerにそのファイルを表示したまま、修正後、上書き保存しようとしても保護がかかって保存できない。
いちいちInternet Explorerを終了する必要がある。

次に、WORD95を試してみた。入力は慣れているので、使いやすいし、見やすく編集できる。TEXT保存も出来るはずだ。
ところが、.htmという拡張子でうまく保存できない。

結局、メモ帳に戻ってしまった。「右端で折り返す」を起動のたびにチェックする必要があるが、これさえ設定すれば、横スクロールなしで使える。
同時に編集する必要のあるHTMLファイルをすべて起動して、タスクバーで切り替えればよい。
右クリックによるカット・アンド・ペーストも、Windows95標準仕様で使い慣れていい。

しばらくは、これで行くことにする。


ここから先は7月以降の追加補足になる。
※最終的には、秀丸エディタを使うことにした。
今までメモ帳以外に通常エディタとしてMIFESを利用していたので、評判は聞きながらも秀丸エディタを使ったことがなかったが、
使ってみるとメモ帳感覚で手軽に使えるわりに機能も豊富。
インターネットでは、カタカナの半角と全角の違いを気にしなければならないが、秀丸は確定してしまった半角文字も右クリックメニューで簡単に全角に変換する。
メモ帳のような文字数の制限も実用上ない。カスタマイズでより使いやすくもなる。
※HTMLエディタは、現在も利用していないが、一度、WORDにInternet Assistant for Microsoft Word95ベータ版をアドインした。
元々機能豊富なWORDなので、メニューが益々複雑になってしまい、結局、削除してしまった。
※2001年の現在、ホームページビルダーなるまさにHTMLエディタを使うことにした。
ページ編集というブラウザ表示に近い画面での編集、ソースによる編集、ブラウザによるプレビューがページタブによって切り替わるのは、とても便利だ。
改行にいちいちBRタブを打たなくてすむのがまたいい。
というわけで、現在は秀丸エディタと併用しています。

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2.HTMLファイルの登録は


(96.5/22)

HTMLファイルの登録はプロバイダからの説明にしたがってtelnetというプログラムで、UNIXサーバーにログインし、public_htmlというディレクトリを作るところから始まる。
telnet.exeはWindows95のフォルダーに付属している。
説明書にある通りにタイプする。DOSに慣れていた私は、cdとかmkdirといったコマンドは懐かしい。
もともとDOSの起源は、きっとUNIX。プロバイダののOSはSunOSだ。

後は、FTPと呼ばれるソフトで、ホームページ用のディレクトリに、作成したHTMLファイルを転送する。FTPとしてWS_FTP32というソフトをダウンロードして用意したが、初めて使ったのは、ノートンナビゲータに付属のノートンファイルマネージャ。どちらも同じように使えるようだ。

WS_FTP32の方が、全て英語であることを気にしなければ、動作は速かった。デフォルトでは、日本語のファイル名が文字化けするので、環境設定で、フォントをSystem Fixedに変更する。

Windowsの場合、Macintoshと違い、拡張子が3文字しか使えないので、htmとして保存している。転送後、htmに"l"を付けて、htmlに変更する必要がある。ファイルマネージャーと全く同様に、ファイル名の変更を右クリックから選択すればいい。WS_FTP32ではrenameのボタンをクリックする。

(後日の補足:Windows95では、直接.htmlで保存できます。以下、このことを知らずに書いています)

これで、Internet Explorerを起動して、httpアドレスを入力すれば、ホームページが表示されるはずだ。確かに、表示された。成功だ!!

ところが、設定したはずのWAV音がでない。さらに、ショートカット画面が表示されない。指定のファイルがないと表示される。

ここで気が付いたのは、表示されないファイルには、大文字が含まれていた。DOSやWindowsではファイル名に大文字小文字を気にすることはなかったが、UNIXでは、厳格に区別される。気を取り直して、全て、小文字に変更した。

音も出るようになり、ショートカットもうまく表示されたが、ひとつだけ表示されない。
実は、なぜか、呼び出し側のファイルの記述にも大文字小文字が混在していたのだ。こうなると、さらにファイルを書き直して、転送し直さなくてはならない。

この場合、新たに修正した拡張子htmのファイルを転送し、既に転送したHTMLファイルを削除後、htmに"l"を付け直すということをしたが。ほかに方法はないのだろうか?直接上書きするというような方法は、多分、ないんだろう。

改めて、ページを見ると、記入した日付が、1週間間違っていた。また、転送し直しだ!!

登録後、WS_FTP32の画面やHELPを見直すと、拡張子のhtmとhtmlを自動的に置き換える機能があることに気が付いた。
なんせ、全て英語のため、理解するまでに時間がかかる。多分出来るのだろう。今回の修正登録で実証できる。

2-2.HTML2回目登録結果

(96.5/25)

ホームページの2回目登録は、WS_FTP32というソフトを使った。

WS_FTP32の方が、やはり動作は速かった。

ファイルの転送に、ドラッグ・アンド・ドロップが使えると思ったが、それはできなかった。しかし、転送は簡単だ。
二つの窓に転送元と転送先のディレクトリを表示し、CTRLキーを押しながら、マウスで転送したいファイルを選択する。次に、sendというボタンを押すだけだ。

転送は軽快なWAV音を発し一瞬に終わる。htmはhtmlに置き換わり、ファイル日付だけが変わっている。気持ちいい。

※直後の訂正
この後、Eiji Hiranishiさんからメールがあり、Windows95では、拡張子は直接 .html で保存できることをご教授いただいた。

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3.メールソフトの失敗


(96.5/18)

Windows95でメールをするには、初めはやっぱりEXCHANGEとなる。アカウント名で少々戸惑った。それでも何とか使えるようになった。
いざ送信してみると、EXCHANGEからメッセージが届いた。英文の中に、日本語で書いたはずのsubjectが文字化けを起こしていた。
EXCHANGEで「メッセージを送信するときにMIMEを使用」をチェックすると相手のサーバーにより文字化けが起こることがあるらしい。

その後利用するようになった石岡隆光氏によるフリーソフト電信八号では、MIMEを使っても文字化けは起きていない。

次に、先にプロバイダの紹介をしてくれた知り合いの話。
ユーザーID、メールアドレス、アカウントとどれも間違いないのにどうしてもメールの送受信ができないとぼやいていた。
これもEXCHANGEでのことだが、どうしてもアカウントが違いますと表示されたらしい。
後々分かったことは、メールアドレスの@の前後にスペースを入れていたとか。
こういう間違いもあるかもしれない。

ついでに、EXCHANGEで厄介と感じたのは、自分宛にテストメールを出しても、送信と同時にそのメールを受信してさらにサーバーにあるメールは削除されてしまうこと。
本当にサーバーを通過して受信されたものか、自機内で単にメールが移動しただけなのか判断が付かない。
サーバーにどんなメールが来ているか確認だけしたいということもあるし、後で別のメールソフトで受信したいということもあるが、どうもそれが出来ないようだ。
また、サーバーへの接続に失敗して、送信されなかったメールが送信済みアイテムに移動してしまう。そのまま再度送信しようと思ってもうまく行かない。
また、起動に時間がかかることも何とかして欲しい。

※以降、後日追加

EXCHANGEについてもう一言。メールの設定にあるフルネームの入力で、○山◇雄と素直に入れてしまうと、メールアドレスが、○山◇雄 <myname@domain.or.jp>となり、通過するサーバーによっては文字化けを起こしてしまうことがあるそうである。
従って、フルネームはローマ字であれば問題ないが、漢字の場合、"○山◇雄"のように""で名前を囲まなければならない。
という指摘をネットサーフレスキュー[Web裏技]の谷中一朝さんより頂いた。

「漢字の場合、""で名前を囲むように」とは、HELPにも書かれていない。電信八号にもこの件に関しては、触れられていないので、しばらく、""なしで使っていた。
電信八号の場合、自分で書いた通りのメールアドレスが送信メールに表示されるので直ぐに気が付くが、EXCHANGEの場合、メールアドレスがどのような形式で書き込まれるのか確認できないので、相手との確認ではじめて分ることになる。

電信八号を使っているとは言え、ブラウザ(Internet Explorerの場合)からのメールはEXCHANGを使うことになるので、EXCHANGも設定だけはちゃんとしておかなければならない。

EXCHANGEについて、マイナス面ばかり挙げてしまったが、Excel95で表を作成してそのまま送信できるなど、便利な面もある。実際に、FAX送信には、EXCHANGEを使っている。


※EXCHANGEについて

どのサーバーを経由してきたかを確認する方法があるということが岡本竹久さんから指摘された。受信したメールを選択し、右クリックメニューのプロパティで表示が可能ということ。


※Netscape Navigatorでは

名前に""が自動で付くので、"○山"としてしまうと"\"○山\""となってしまう。ここはまさに素直にフルネームを入れる。


※電信八号の石岡さんからの解説
  1. メールの規約として、アドレスの実名部に使えない文字として、カンマ、コロンや括弧類などのspecialsと呼ばれる文字がありが、これも"" で囲めばほとんど大丈夫。
  2. 使えない文字を正確に憶えるのは無理なので、"" で囲うことが推奨される。
  3. 電信八号では、実名部に漢字だけを使う場合は、全部 Base64 エンコードされ、かならず非specialsだけのアスキーコード列になるので、特に""は必要ない。
  4. 規約に従っていても何かトラブルが生じる可能性があるかもしれないので、"" を付けておいて害はないので、付けておく方が無難ともいえる。
石岡さん解説ありがとう。

また、メール本文のコード変換には、WINCODEというフリーソフトがあるが、WINCODEでも変換できなかった文字化けメールの解読方法についても、石岡さんにご教授いただいた。やはり、MIMEと関連がありそうだ。


※(96.8/18)

MSIE3.0が正式リリースされた。ブラウザ対応のメールシステムも変わった。
メールのアイコンを初めてクリックすると、初期設定から始まる。名前には""を付けずに入力しても、""が付くようになった。

自分のHPの自分宛のメールタグをクリック。MSIE2.0ではExchangeが起動されたが、今回は新しいメールシステムが起動する。
タイトルと本文を簡単に入力して、送信アイコンをクリック。今回はサーバーに送られず待機ということも、送られて直ぐ受信ということもない。

このメールシステムとは別に、電信八号が起動しているので、十分毎にメールが来ているか確認してくれる。ブラウザを眺めているうちにメールがあることを知らせる猫の声がした。
電信八号で受信すると、名前には""が付き、正常送受信に成功した。これで、やっとMSIEのメールシステムもNetscape並みになったようだ。


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