このところ仕事が忙しく、ホームページの更新も旅行もすっかり遠のいていた。
現在もその状況はあまり変わっていない。
なんとか日帰りで明治村にやってきた。
東名高速から中央高速を通って、ナビと看板を頼りに到着したのが明治村の北口。
北口から東京駅売店を通り明治村園内に出ると初めの建物がフランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル中央玄関。
終盤にこちらに戻ることになるので、先ずは昼食を求めて外を散策することにした。
ここ明治村5丁目から順次1丁目へと南下する。
←東京駅警備巡査派出所は、レンガ積ではなく、鉄筋コンクリート造に化粧レンガを張った当時としては新しい工法だそうです。
次(右)の金沢監獄正門の構造は、もっと古くレンガ造で、石による帯状の装飾を入れている。→
既に、昼12時も過ぎ、洋食屋浪漫亭を見つけ食事をとる。
菊の世酒蔵は、碧南にあった穀物蔵を刈谷に酒蔵として移設したものだそうです。
聖ザビエル天主堂は木造とレンガ造の併用で、薔薇窓(直径は約3.6m)がフロアに展示されている。
教会の例に漏れず厳かな雰囲気に浸ることができる。
呉服座は江戸時代からの伝統的な建物で、本日は越中八尾のおわら踊りを演じていたが時間の関係で鑑賞できず。
静岡県焼津市にあった小泉八雲避暑の家。
現在明治村では駄菓子屋となっているが、焼津らしく当時は魚屋であったようだ。
理髪店であった本郷喜之床は、石川啄木が一時家族と住んでいた。
←六郷川鉄橋は、日本最初の複線用鉄橋。
名古屋にあった歩兵第六聯隊兵舎は、フランスの建築書を基に海外の例に学んで造られたとのこと。→
市電名古屋駅から京都市電に乗って3丁目の品川燈台へ。
市電に乗って品川燈台へ。
神戸山手西洋人住居。
長崎居留地二十五番館。
長崎の軍艦島と呼ばれる端島の模型。→
芝川又右衛門邸。
西宮市甲東園に大阪の商人芝川又右衛門の別荘として建てられた。
北里研究所本館は、北里柴三郎が芝白金三光町に建てた研究所の本館。
森鴎外と夏目漱石の二人の文豪がそれぞれ一時期借りていた住宅。
文京区千駄木町にあり、吾輩は猫であるの情景に描かれている。
西郷隆盛の弟西郷從道が東京上目黒の敷地内に接客の場として建てた洋館。
西郷從道に限らず当時の軍人等の身長について説明されているが、男子で平均が150cm台と明治時代はずいぶんと背が低かったのだ。
聖ヨハネ教会堂は、一階がレンガ造、二階が木造で造られ、屋根は地震に配慮し軽い金属板葺きとなっている。
神戸市生田区元町にあった大井牛肉店。横浜、長崎についで神戸に外国人相手に始められた肉販売と牛鍋の店。→
帰りを急いで2丁目を抜け4丁目の名古屋駅からSLに乗車し、スタートの東京駅へ。
帝国ホテルでティータイム。
館内は中央ロビーの吹き抜けとその周りのフロアの段差により立体的な構成をとっている。
展示には帝国ホテルに宿泊したチャップリンやマリリン・モンローの顔写真。
←展示された当時の帝国ホテルの写真。